苔コレクション :11 タマゴケ
我が家の苔コレクション :11 タマゴケ です。
タマゴケは実家の近所の山道の、日陰の木の根元などの傾斜地に群生しています。
ちょうど今の時期、3月頃に丸い蒴をつけています。
これは2016年3月、採取したタマゴケをコレクション用のプラ鉢に植え付けたものです。やや乾燥しているので少々葉が縮れていますが、葉の細くて柔らかな感じがわかると思います。
一つ取り出すとこんなかんじで、緑の葉の部分から下の方、茎と仮根の部分がかなりあります。丸い蒴の直径は2mmくらいです。
このタマゴケ、他のコレクションのコケと同じ場所(半日陰)に置いていたのですが、
2ヶ月後・・・
そのさらに1年後と、枯れてきてしまいました。
考えてみれば当然なのですが、タマゴケにとっては明るすぎる環境だったようです。
(他のコケと一緒に並べておきたかったんですよ・・・)
で、その後は・・・。
さらに1年後の2018年5月。
2019年1月。
はじめに植え付けたときよりも丈は短く、隙間なく密集している感じで、自生しているときのもこもこした感じではなくなりました。今の環境に耐えられるかたちで生えてきたのでしょう。
同じく2019年1月に山で採取してプラ鉢に植え付けたタマゴケは、こんもりとして隙間が多く、柔らかい感じです。これを庭の木陰に置いていたのですが・・・。
木陰でも陽は少し差しますので、だめだったみたいです。
ちなみに、同じ木陰にある左のプランターはタマゴケを撒きゴケし二年経過したもので、(上半分は雑草に覆われていますが)小さな塊ですが生えてくれています。ただし山で自生しているものとは違い、我が家のコレクション鉢と同様に短めの個体が密集してできているようです。
先週、山道へコケを見に行くと、自生しているタマゴケには蒴ができていました。
我が家のプラ鉢や撒きゴケしたプランターのタマゴケには蒴はできていないので、もっとゆったりと群生できるようにいろいろ試して、来年には丸い目玉が庭で見られるようにしたいと思います。