苔が大好き! こけレポ

苔をもっと知りたい、楽しみたい。いろいろ教えてください。

とても寒くなってきましたがどうしてもコケを見たくなって、七ツ森まで行ってきました(その2)

前回は宮城県黒川郡大和町の七ツ森へ向かい、「蛇石せせらぎ公園」のコケでテンションがあがったところまでご紹介しました。青空の下、空気は冷たいものの風はなく、しかも他に誰もいないというコケ散歩に最適な条件でした。で、公園内でトイレを済まして、道端のコケで寄り道しながらようやく遊歩道の入り口まで来ました。

 

 正面に「蛇石せせらぎの森」案内図がありますが、その右側の斜面が入り口のようです。少し不安ですが、なんならすぐに引き返せばよいしと入っていきます。

 

ちなみに案内図はこれ。写真を撮って、森に入ったあとに確認できるようにします。

 

入口付近は杉林で、足元は杉の葉が積もっていてふかふかです。森の中に入っていくと看板が設置されていたり、樹に蛍光テープで目印がされていたので安心しました。そして・・・。

 

樹の幹や切り株に生えておりますよコケが!アラハシラガゴケやヒツジゴケの仲間でしょうか。さらにコケを求めて、森の奥へ入っていきます。

 

 

杉林を抜けると落葉樹林に入りました。途中から結構な上り下りがあるので足腰の弱い方には厳しい遊歩道のようです。で、そこかしこに様々な種類のコケが!来てよかった。

 

どんどん登っていくと色づいた落ち葉が。ひと月前ならば紅葉も楽しめたのかもしれませんね。

 

おおっと、何やら獣のフンが。(食事中の方、大変申し訳無い)なんの獣か、どのくらい前のものとか詳しいことはわかりませんが、まあ、こんな山の中ですからクマがいてもおかしくないですね。一応警戒しながら先へ進みます。

 

コケを観察しながら登っていくと開けた場所に出ました。道案内の看板から「蛇石せせらぎの森」の頂上にあたる「涼風広場」のようです。森に入って30分ほど経過し、気温は5℃。案内図を確認して「しじゅうからコース」でここまで来たことがわかりました。少し休憩をして、このあとどうしようか迷いましたがこれ以上奥には行かずに「やまがらコース」で帰路につくことにしました。

 

というわけでコケを観察しながら山を降りていきます。途中どんぐりがたくさん落ちていましたが、中身はすべて空っぽ。山の獣たちが食い散らかしていたようです。満腹になって、春まで冬眠していてくれるといいですね。

 

山を降りていく途中で尿意を催してきました。まだまだじっくりコケを見たいところでしたが、後ろ髪ひかれる思いで先を急ぎます。

 

案内図にあった「見はらしの丘」まで来たようです。「蛇石せせらぎ公園」と小川が見えます。もう少し下れば、遊歩道の出口です。