コンクリート上に群生するコケの環境をプラ鉢に再現したい (その2)
左の標本鉢は砂地に移植して1ヶ月ほどのネジクチゴケ、右はコンクリート板に移植して10日ほどのネジクチゴケです。
・・・左の鉢、植え付け時に比べて明らかにコケの調子が悪くなっていますね。水はけが良くなるよう砂地にうえたのですが・・・。
で、右のコンクリート板の鉢植えの方は今の所元気なようですがこのままでは多分、群体が大きくなることはないでしょう。(大きくなるとしても、ものすごく時間がかかるかと)なのでコケの周囲に砂をまくことにしました。
向かって右側には目の細かいザルでふるいにかけた細かい砂を、左側にはホームセンターのペットコーナーで見つけた、ハムスターの砂浴び用の珪砂を撒きました。この状態でコケの成長を観察していきます。
珪砂は、なるべく細かい砂が欲しくていろいろ探して見つけたもので、これまでにはホソウリゴケなどが調子悪くなって、コケの群体に穴ができたときにそこにかけたことがあります。しばらくして群体の穴には新芽が出てきて復活したのですが、珪砂が良かったのか自然回復なのかわからないので、今回のネジクチゴケに使って観察することにしたのです。
ギンゴケもコンクリート板に植え付けてみました。植え付けたのは道路脇に生えていた、結構乾燥した群体で、やや湿り気の多いこの環境で元気に育ってくれるか様子を見ます。
このコンクリート板と這うタイプのコケの相性はどうだろう?ということで4種類のコケをコンクリート板に貼り付けてみました。左側は苔コレクションの番号で上から苔08と苔06、ふたつともまだ種類未確定です。右側は上からシノブゴケとコツボゴケです。このときもうコンクリート板が1つしか無かったので、こんな感じになりましたが。まあ、コンクリート板にコケがくっついてくれるか、土に植え付けたものと比較して調子はどうかを確認したいです。
で、コンクリート板がもっと必要になったので追加で作成しました。ただ、厚さ1cmくらいに作るつもりが、それより薄くなってしまい強度不足かな?でもまあ重いものを載せるわけではないので大丈夫かな?水が染み込むのは確認しました。
他にも植え付けて試したいコケがありますので、このコンクリート板を使って鉢植えを作ろうと・・・ん?鉢植えがどんどん増えていく・・・置く場所あるか?